大阪クラシック2011、今日はマイナー曲で2011/09/10 00:46

 中に入るのは初めてで、ふらふら観察してまわりました。国の重文指定、中央公会堂は西洋建築なのに丸天井や壁の絵は日本神話がベースでなんか笑えます。
 ヴィオラの吉田さんの解説によると、ニノ・ロータさんという方は映画音楽の分野で有名な方だそうで、なるほど、そんな感じの曲でした。九重奏曲という、九種類の楽器が互いに呼びかけあうような感じ。
 しかし、マイナーな曲なもので、楽譜をわざわざイタリアから取り寄せたという……演奏者の方々の目がマジでした。譜面を繰る手つきとか必死で。

 19:00から、本町の竹中工務店いちょうホールへ。大阪クラシックは年配のお客さんが多いのですが、平日でもこの時間ですからね、珍しく中高生が前列に座り込み。
 ヴァイオリンの三瀬さん、ヴィオラの吉田さん、チェロの石田さんという「美人トリオ」による、ボッケリーニの小弦楽三重奏曲からスタート。
 続いて選手交代して、ハイドンの三重奏曲第1番。本来はチェロと2本のフルートを想定した曲だそうですが、かの時代は楽器が変わってもOKなように曲作ってあるそうです。フルートの変わりにヴァイオリンと、大森さんのオーボエ。
 3曲目が、プレイエルの弦楽三重奏曲。「くさい曲、演歌っぽい」と解説される。なるほど、ちょっとコブシの利いた部分があります。
 アンコールが、映画曲でフィギュアスケートなんかでも使われていた「ガブリエルのオーボエ」
 オーボエって、恥ずかしながら、クラリネットと区別ついてなかったんですが、じっくり聞けば優しくて深みのある音色ですね。「練習よりもリード作っている時間のほうが長い」「人生の半分の時間リード作りしてる」なんていう大森さん。
 マイナーな小曲でも、美しいメロディーと、音色を堪能。

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