第38回日本アカデミー賞2015/02/28 09:30

 今年はTV放送を見つつツイッターを観察、というのをやってみたけど、けっこう気が散るなー。思ったより秀逸なつぶやきって少ないし。慣れれば楽しめるのかしら?

 そんなわけで、お祭りとしてキッチリと楽しむための授賞式。見所は大島さんと宮沢さんのド派手ドレスと、黒木さんと上白石さん若手女優の、お着物姿。お祭り的華やかさ。プレゼンターがやたら噛んで司会慣れしてないのはご愛嬌と思って。
 作品賞、監督賞、そして技術部門の数々で「永遠の0」が今年の日本映画の主役でした。
いい映画でしたからね。

 自分的に昨年観た邦画では、
1、舞妓はレディ
2、超高速!参勤交代
3、永遠の0
……上位二位にコメディーが入ってくるのは私としては珍しいです。笑いに餓えていたのか?
 次点をあげるなら、るろ剣か、松山ケンイチ主演の「家路」かなー。洋画はあんまり観てなかったけど、「ゼロ・グラビティ」「鑑定士と顔のない依頼人」なんかが印象的でした。
 主演男優陣に佐藤健の姿なかったのは残念でした。阿部寛に優秀主演(あの映画主演は吉永小百合だろうに……)出すくらいならさーって思う。「アクション部門」なんてのも作ってほしいものですが、「るろ剣」は話題賞でした。
 でも、岡田准一の最優秀主演男優は、普通というか納得というか。ジャニーズでこういう賞取るのは珍しいですが、2014年は大河ドラマに園長に紅白出演に、岡田イヤーがんばってたしね。
 佐々木蔵之助にも、最優秀主演(初ノミネートだ)ちょっと期待していたのですが。「超高速!参勤交代」は秀脚本賞で最優秀。原作なしオリジナル脚本を応援する日本アカデミーの姿勢には共感します。
 もう一本のオリジナル脚本、「舞妓はレディ」は、ミュージカル仕立てでしたし、最優秀音楽賞。これも納得というか、他にありえへんやろって感じ。
 最優秀主演女優、宮沢りえは、作品を観ていないのでなんとも言えませんが、「これなら一年後にTV放送で観てもいいかな」って思ってたんですよね。
 ベルリン映画祭で「ハル・クロキ」と呼ばれて国際的に脚光を浴びた黒木華が、これも無難に最優秀助演女優賞。彼女は昨年の「船を編む」でも最近観た「繕い裁つ人」でも好演、多彩な作品で名脇役。そろそろ、主演女優として大仕事を狙って欲しい女優さんです。
 今年もジブリが最優秀アニメ賞か、と思っていたら、大ヒットしたドラえもんできました。芸術性ばかりでなく、たくさんの人が感動しましたってことを評価するのもアリだと思います。
 池松くんの新人賞は違和感あります。「ラスト・サムライ」の子役時代から、長く頑張って高評価を得てきた役者さんなのに。
 最も異議申し立てしたいのが、助演男優の中に菅田将暉くんの姿がなかったこと!主役を食う勢いで(池脇千鶴は主演女優として呼ばれてたのに)印象的だったのに。

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