すべてを描く萬絵師 暁斎2025/05/17 16:30

中之島の香雪美術館は初めて。
以前行った没後130年展のように、海外収蔵作品は無い。河鍋暁斎は明治時代に外国人を弟子にしていたくらいで、めぼしい作品の多くは異国へ持ち出されているようで、ちょっと残念。
狩野派で九年ほど絵画修行をしていたわけですが、ほんの七歳の頃に入門してすぐ辞めちゃった歌川国芳先生の自由な庶民向け作風のほうが暁斎のイメージに合う。全体的にユーモラス、かつ精緻。
帰りに購入した絵葉書は、夕涼みの女性が蛙相撲を見物する絵。暁斎と言えば蛙。墓石がガマガエルの形をしているそうで、これも一度拝みに行きたい。