「神の棘」2025/10/04 16:14

読み終えた後、すぐにⅠから読み直す。ⅠとⅡとで、登場人物の印象ががらりと変わる。
キリスト教、ナチスの支配、ユダヤ人の迫害。須賀しのぶの真骨頂、2010年刊行作品の、新潮文庫版。
マティアスは純粋直情型猪突猛進なフランシスコ会修道士。
アルベルトは知的愛妻家強靱精神のナチス親衛隊。
学友であった二人が、正反対の立場で、第一次大戦後の不況時代から第二次大戦後の、ドイツ、ロシア、イタリアでそれぞれの戦いに身を投じる。
苦しみと憤りの連続。極限状態で誰かを、何かを守りたい。しかし大きな人間社会のうねりの前に、もどかしい。
なんとか知恵を力を振り絞り最善を模索する中で見える、人間の美しさと悲しさ、愛おしさ。

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