「壁」 ― 2025/08/31 17:10
安部公房の、芥川賞受賞作。三部構成の、最後の「赤い繭」に描かれる短編が初出S25年で、それを膨らませた感じで翌年に発表されたのが第一部の「S.カルマ氏の犯罪」、第二部の「バベルの塔の狸」
主人公達は、名前を無くしたり影を取られたりして、人権も居場所もなく状況に流されていく。殺伐として、なんだか可哀想になってくるのですが、悲壮な感じを強調されているわけではない。
乾いた曠野と不条理こそが、世の中の本質なのか。何でもあり、グロテスクでルール無用の世界を、ラクダに乗って冒険する。。
主人公達は、名前を無くしたり影を取られたりして、人権も居場所もなく状況に流されていく。殺伐として、なんだか可哀想になってくるのですが、悲壮な感じを強調されているわけではない。
乾いた曠野と不条理こそが、世の中の本質なのか。何でもあり、グロテスクでルール無用の世界を、ラクダに乗って冒険する。。
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