「碁盤斬り」2024/06/24 22:53

お江戸人情とチャンバラを味わうため、年に一本ぐらいは観に行きたくなる時代劇映画。
貧乏でも清廉に生きる浪人と、お金にうるさい大店の主人。立場を超えて碁盤を挟み友情が育まれる。
と、いうのが元ネタの落語のストーリーだそうですが、それに因縁の相手との対決が加えられて。お話の流れとしては、そこは無いほうがすっきりします。映画的には、激しいアクションシーンが生まれ、白石和彌監督っぽい作品になります。
草彅剛主演作品を見るのは(映画もドラマも)、コレが初めてですが、この方の演じる柳田格之進の人物像が独特です。もう少し融通効かせても良いのではと首をかしげたくなることもありあります。清原果耶演じる娘さん共々、良しとせぬことは決して譲らない。
損得の問題ではないのでしょう。
あらゆる苦難を負ってでも守り貫く、武家の誇り。