第94回高校野球選手権大会、六日目、アルプス2012/08/14 00:11

 お天気が心配されていましたが、朝と夜に降っただけで本日の試合に影響はなく、甲子園球場は朝から満員。
 チケット売り場に並ぶのは諦める。外野なら、ライト側最上段が、六甲おろしという天然扇風機のおかげで比較的涼しい。

 今日は4試合とも、試合の序盤に主導権を握ったチームがその流れに乗ったまま、てな試合展開で、熱戦ではありましたがドラマ性は薄かったなあ。

第一試合
 神村学園は、ここ数年のうちでは常連となった人気チーム。女子スポーツに力を入れていることでも有名な同校、なでしこジャパンがブレイクするはるか前に女子サッカーや女子野球の育成を試みる方針は、慧眼だと思う。
 対する智弁和和歌山は、夏は8年連続出場だとか。来すぎ。地方大会での勝ち上がりが当り前になりすぎると、チームは弱体化すると思う。あの強打自慢のチームがフライばっかりあげてたった4安打なんて。
 点差こそ3-2の接戦でしたが、新旧の人気校の実力差ははっきりしていたなあ。

第2試合
 2試合続けての九州勢が、本日の朝一からの満員現象を作ったのだろうか。
熊本のセイセイコウコウコウ。言いにくいし漢字難しい濟々黌高校は、私のイトコの母校です。羨ましい!
イトコは高校野球ファンで、毎年ダンナと神戸に一泊して観に来ていて、今年はその日程がちょうど母校の緒戦にあたっていたと、それは喜んでいました。羨ましい!!
創立130年記念でもあり、愛校心バリバリばい!黄色で埋め尽くされたアルプスは、何というか、初回からアウト1個取るたびにあんだけ歓声あげる応援団も珍しい。あの猛烈な暑さの中元気いっぱい飛び跳ねられるそのエネルギーに脱帽。イトコいわく、名入りグッズも完売だったとか。
アルプスの感想ばっかりですが、ホントに異様に力があって。アウェーのような鳴門高校が気の毒に思えるほど。
濟々黌は、足でかき回したり、本塁打が当たったり、ラッキーな得点(本塁到達も、アピールプレイがなかったら「得点」になってしまうんや、野球って競技は……)があったり、3-1のスコア以上に、のびのびと野球をやってたなあ。

第三試合
 大阪桐蔭は、大阪大会決勝で10-1を10-8に詰め寄られる程度には危なっかしい、スキのあるチームだと思うのですが、とにかく力押しがとてつもなく強い。
 150キロ以上の速球を普通に投げるエースに、打線のどこからでも長打が飛び出す攻撃力に、「全員野球」指導による層の厚さ。そんなこんなで、いつの間にか点差をつけて、終わってみれは相手を圧倒してしまう。
 木更津総合の4番バッターも、本塁打を含む3安打で意地を見せたのですが(攻略できない投手ではないはずなんです、桐蔭の藤浪は)、残念ながら打線がつながらず8-2。

第4試合
 三塁アルプスの「GO」の一文字は、下方がら順々に現れる演出。それに見入っているうちに、7回の先頭バッターソロ本塁打を放っていました。ああ、県岐阜商の唯一の見せ場やったのに……
 チグハグな試合運びでした。ミスが絡む失点、四番打者になぜか代打!、継投後すぐに失点、その投手がちょっと乗ってきたかと思ったらまたすぐ交代。とにかく、やたら選手交代が多かったなあ。安打は8本も出ているのに、得点は1点どまり。
 県岐阜商応援団が、本当に熱気に溢れていたので、それに乗れない感じがもどかしい。
 対する新潟明訓は、きっちり自分たちの野球をやって、6-1で勝利。

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