大フィル定期演奏会、ショスタコーヴィチ4番2014/04/05 09:42

 普通、音楽家のプロフィール紹介って、有名コンクールで入賞、有名オケと共演、有名音楽家に師事して・・・そんな感じなので、「自宅でアヒルを飼っている」という結びは非常に珍しい。「なんでやねん」と突っ込まざるを得ません(相手の狙い通りと分かっていても)。
 TV番組にアヒルちゃんと出演していたのを観たことがあって、面白そうな指揮者だと思っていました。
 というわけで、井上道義の大阪フィル首席指揮者就任記念演奏会へ行ってきました。
 なんか、踊るように指揮する人でした。

 一曲目はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調、メジャー曲です。
 二曲目は、全然知らないショスタコーヴィチの曲、交響曲4番。
 とっても刺激的大編成オーケストラ。
 ろっくんろーる的な、尖がった衝撃。
 怪獣映画のよう。
 芸術は爆発ですねって感じ。万博公園で太陽の塔とコラボしてほしいくらいです。
 第一音からカーンと木琴が響く。
 コントラバスが10台もならび、ティンパニと共に地響きのような低音を効かせてくれました。そこに木琴やピッコロの甲高い旋律が入ってくるのが印象的でした。
 神秘的なチェレスタの音色で、消えるように終わる。

 ファンタジックな魅力で、魂のお洗濯できました。