「平清盛」2014/04/11 23:02

白波発つ荒れた海に、風に吹き千切られる雲のような題字(書:金沢翔子)。
表紙だけで、感動がよみがえってくるようです。
武士の世を目指して修羅の道を登り、頂へと立った果てに「ここは真っ暗じゃ」と惑ったり、「平家はもはや武士ではありません」と古参の家臣に突っ込まれて一言も返せなかったり、しまいに一族は都落ちして海の藻屑となってしまう・・・・
一昨年の大河ドラマのノベル本、全4巻です。
貴族も王家も武家もいろんな意味で面白かったドラマで、ノベルの方は、脚本を元にざっと筋を追っていく感じで大変あっさりしたものです。しかし登場人物が多いし名前も似たようなのばっかりで、しかも時間の移り変わりや人物の年齢も分かりにくいので、そのあたりの確認も兼ねて図書館から借りてきました。
こういうのは一話あたりがとても短くまとめられているので、通勤読書には向いています。