「夜明けのすべて」2024/03/09 12:53

昨年主演女優賞だった岸井ゆきのが司会!
今年の日本アカデミー賞は、ゴジラと安藤サクラを優遇しすぎではないか。彼女が主演女優ノミネートされるなら、「怪物」よりも「BAD LAND」の方かと思うけど。綾瀬はるかに取ってもらいたかったなあ。



上白石萌音さんと松村北斗くんのW主演は、身長差萌え。両者、新海監督アニメの主演声優だった、その声で、モノローグやプラネタリウムのナレーション。言葉による語りが思ったより多い。
三宅唱監督は「ケイコ、目を澄ませて」でボクシングの動きで観客を魅了しましたが、思い返せばあの作品も、インタビューやトレーニングノートなど、言葉によって表現する部分も少なくなかった。
プラネタリウム設定は、瀬尾まいこの同名原作小説に無い脚本オリジナルだそうです。天体運行のダイナミックさの前では、人間の差異など病があろうがなかろうが極小の問題です。科学は意外と哲学的でスピリチュアルで、その客観性が優しい。
藤沢さんは普段は天然気味な気配り屋さんなのに、イライラを抑えられなくなる。
山添くんは元々優秀で向上心のある若者だったのに、パニックを起こしてしまう。
自分で自分をコントロールできない。「自分」とは、何か。
そんな生きづらさを抱える人に寄り添い受け入れる、そういう癒やし系は、今の時代に必要とされている。

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