「国宝」 ― 2025/08/02 00:07
六月にリアル人間国宝の「残月」の静謐さに感銘を受けましたが。
話題の映画「国宝」は激しさや華やかさ重視の演目を揃えて、歌舞伎っぽいというか、映像で盛り上げるならこうこないと、っていう。
身も心もボロボロのグシャグシャになって死んでいく「曽根崎心中」の、必死の形相はちっとも美しくない。ただ、鬼気迫る迫力があります。
たどり着きたい場所、成就させたい舞台。
半世紀の時をかけ、主人公が歌舞伎界の御曹司と切磋琢磨したり血筋の壁にぶつかったりしながら、芸の他に全てを失っていくお話。才能は認められていたのに、師匠の養子にはしてもらえなかったのですよ。なんて孤独で、厳しい。
他の登場人物たちはけっこうエピソード端折られている感じですし、長い原作小説の方も今度読んでみようと思います。
話題の映画「国宝」は激しさや華やかさ重視の演目を揃えて、歌舞伎っぽいというか、映像で盛り上げるならこうこないと、っていう。
身も心もボロボロのグシャグシャになって死んでいく「曽根崎心中」の、必死の形相はちっとも美しくない。ただ、鬼気迫る迫力があります。
たどり着きたい場所、成就させたい舞台。
半世紀の時をかけ、主人公が歌舞伎界の御曹司と切磋琢磨したり血筋の壁にぶつかったりしながら、芸の他に全てを失っていくお話。才能は認められていたのに、師匠の養子にはしてもらえなかったのですよ。なんて孤独で、厳しい。
他の登場人物たちはけっこうエピソード端折られている感じですし、長い原作小説の方も今度読んでみようと思います。
第107回全国高校野球、第七日、勝つための戦い ― 2025/08/12 15:36
尽誠学園3-0東大阪大柏原
チームの扇の要、主将の負傷という大きなマイナスがありました。それでも、大きなミスや不味いところがあったとは思わなかったし、悪いゲームとは言えない。
でも、勝利するためにもう一つ、見せ場というか盛り上げる場がなかった印象の東大阪大柏原高校。
大阪から大阪桐蔭と履正社以外のチームが甲子園にやってきて、頑張って欲しかったんだけど、難しいなあ。
逆に、尽誠学園は廣瀬賢汰投手が被安打6無四球完封、四番打者としても打点をあげる。好守備もあり、チームの良いところが全面的に出た感じ。
20年の春に選抜に出場し損なったチーム。25年の夏に勝利の校歌。
チームの扇の要、主将の負傷という大きなマイナスがありました。それでも、大きなミスや不味いところがあったとは思わなかったし、悪いゲームとは言えない。
でも、勝利するためにもう一つ、見せ場というか盛り上げる場がなかった印象の東大阪大柏原高校。
大阪から大阪桐蔭と履正社以外のチームが甲子園にやってきて、頑張って欲しかったんだけど、難しいなあ。
逆に、尽誠学園は廣瀬賢汰投手が被安打6無四球完封、四番打者としても打点をあげる。好守備もあり、チームの良いところが全面的に出た感じ。
20年の春に選抜に出場し損なったチーム。25年の夏に勝利の校歌。
「壁」 ― 2025/08/31 17:10
安部公房の、芥川賞受賞作。三部構成の、最後の「赤い繭」に描かれる短編が初出S25年で、それを膨らませた感じで翌年に発表されたのが第一部の「S.カルマ氏の犯罪」、第二部の「バベルの塔の狸」
主人公達は、名前を無くしたり影を取られたりして、人権も居場所もなく状況に流されていく。殺伐として、なんだか可哀想になってくるのですが、悲壮な感じを強調されているわけではない。
乾いた曠野と不条理こそが、世の中の本質なのか。何でもあり、グロテスクでルール無用の世界を、ラクダに乗って冒険する。。
主人公達は、名前を無くしたり影を取られたりして、人権も居場所もなく状況に流されていく。殺伐として、なんだか可哀想になってくるのですが、悲壮な感じを強調されているわけではない。
乾いた曠野と不条理こそが、世の中の本質なのか。何でもあり、グロテスクでルール無用の世界を、ラクダに乗って冒険する。。
最近のコメント