「キングダムⅡ 遥かなる大地へ」 ― 2022/07/31 23:02
ひとつだけ気になったのが、エンディングに流れるミスチルがしっとりしすぎて全然作品の空気に合わない。あそこはどう考えてもアップテンポの曲でしょう。
前作のアクションの派手さが楽しかったので、続編も。今回はお馬、戦車、そして大規模合戦。紀元前245、古代の戦が大迫力。日本映画であれだけ大規模なシーンを撮れるなんて!……と、思ったら、中国での撮影は当初予定を変更して(コロナ!)日本人は参加せず現地撮影会社のみだったという。大変な編集作業があったことでしょうが、日本の映画界があのレベルの映像作りのノウハウに触れる好機を逸したと思うと惜しかったなあ。
原作未読、ですが、漫画らしいそれぞれのキャラの立ち方、戦の大きな流れと局地的一兵卒視点の見せ方、そして熱いアクションと、文句なしのエンタメ作品。
役者陣も豪華だけど、通常のお芝居プラス乗馬の稽古を相当やったのでしょうね。前作には出てなかった女剣士(清野菜名)も、馬には乗らなかったけど良いチャンバラやってくれたし。
それから渋沢栄一(吉沢亮!)がドンと玉座に着いているのがなんか可笑しい。北関東弁では喋ってくれませんでした、当たり前だけど。
前作のアクションの派手さが楽しかったので、続編も。今回はお馬、戦車、そして大規模合戦。紀元前245、古代の戦が大迫力。日本映画であれだけ大規模なシーンを撮れるなんて!……と、思ったら、中国での撮影は当初予定を変更して(コロナ!)日本人は参加せず現地撮影会社のみだったという。大変な編集作業があったことでしょうが、日本の映画界があのレベルの映像作りのノウハウに触れる好機を逸したと思うと惜しかったなあ。
原作未読、ですが、漫画らしいそれぞれのキャラの立ち方、戦の大きな流れと局地的一兵卒視点の見せ方、そして熱いアクションと、文句なしのエンタメ作品。
役者陣も豪華だけど、通常のお芝居プラス乗馬の稽古を相当やったのでしょうね。前作には出てなかった女剣士(清野菜名)も、馬には乗らなかったけど良いチャンバラやってくれたし。
それから渋沢栄一(吉沢亮!)がドンと玉座に着いているのがなんか可笑しい。北関東弁では喋ってくれませんでした、当たり前だけど。
The Kings Man ― 2022/01/09 22:49
英国貴族趣味にスパイ・アクションを取り入れた娯楽活劇。前2作品は観ていませんが、今作は組織の結成秘話過去エピソードで、初心者でも大丈夫。時代は第一次世界大戦、西部戦線異状なしの世界、塹壕戦映像まであります。
ハイテク機器なし、剣と弾丸メインの戦闘で、なんとなく、お宝のないインディ・ジョーンズみたいな感じのアクションです。楽しい。
昔からこの時代を舞台に、様々なスパイ小説や陰謀論が生み出されてきましたが、この映画も歴史上の人物が盛り込まれています。
なんといっても、ラスプーチンの存在感が面白すぎました。まさに「怪僧」、ロシアってお国柄だけでもなんか妖しい空気が漂ってくるのに。戦闘シーンもなんか対人戦闘っていうよりモンスターと対戦しているみたい。完全に主人公親子を食う。
約100年前、史実と伝説が入り乱れる世界に、英国紳士が暗躍する。
ハイテク機器なし、剣と弾丸メインの戦闘で、なんとなく、お宝のないインディ・ジョーンズみたいな感じのアクションです。楽しい。
昔からこの時代を舞台に、様々なスパイ小説や陰謀論が生み出されてきましたが、この映画も歴史上の人物が盛り込まれています。
なんといっても、ラスプーチンの存在感が面白すぎました。まさに「怪僧」、ロシアってお国柄だけでもなんか妖しい空気が漂ってくるのに。戦闘シーンもなんか対人戦闘っていうよりモンスターと対戦しているみたい。完全に主人公親子を食う。
約100年前、史実と伝説が入り乱れる世界に、英国紳士が暗躍する。
「偶然と想像」 ― 2021/12/31 23:38
ベルリンの準グランプリのおかげか、ほとんど会話劇な短編映画三本オムニバスという興行的には当たらなそうな作品なのに、劇場にお客さんけっこう入っていました。
春に観た「花束みたいな恋をした」も、こんな出来すぎな展開あるんかいって筋書きでしたが、そういう偶然から話を組み立てるの、流行なのでしょうか。
第一話は親友の恋バナの相手が自分の元彼だった話。古川琴音が放つ、何しでかすか分からん緊張感、怖かった。
第二話はイイお話に転がっていくかと思ったら、小さなミスからヒドイことになり、ラストはやっぱり怖い感じに。
第三話になってくると、だんだん眠くなってくる。前の二つに比べて「想像」の部分が大きい感じ。ただの脳内シュミレーションじゃなくって、そこに掛け合いの相手がいるコトで人の心は癒される。
ってことなのだと思うんですが、あくまでもそれは「仮想」であって、彼女が会いたがっていた相手ではないのになあって思ってしまう。「仮想」なやりとりだと思うと、やはり緊張感が減じてしまう。私の想像力が足りないだけでしょうか…
春に観た「花束みたいな恋をした」も、こんな出来すぎな展開あるんかいって筋書きでしたが、そういう偶然から話を組み立てるの、流行なのでしょうか。
第一話は親友の恋バナの相手が自分の元彼だった話。古川琴音が放つ、何しでかすか分からん緊張感、怖かった。
第二話はイイお話に転がっていくかと思ったら、小さなミスからヒドイことになり、ラストはやっぱり怖い感じに。
第三話になってくると、だんだん眠くなってくる。前の二つに比べて「想像」の部分が大きい感じ。ただの脳内シュミレーションじゃなくって、そこに掛け合いの相手がいるコトで人の心は癒される。
ってことなのだと思うんですが、あくまでもそれは「仮想」であって、彼女が会いたがっていた相手ではないのになあって思ってしまう。「仮想」なやりとりだと思うと、やはり緊張感が減じてしまう。私の想像力が足りないだけでしょうか…
「キャラクター」 ― 2021/07/03 22:18
タイトルの地味さで損をしている気がする。でも最後の殺人鬼のセリフの、アイデンティティ欠落な感じには、合っているかな。
映画作品で監督よりも脚本家の名がクローズアップされるのは、この方が某有名サスペンス漫画のストーリー制作に携わっていたから。主人公の漫画家と、猟奇殺人鬼がベッタリと対決するサイコサスペンス。とてもTVで放送できそうにない残酷血みどろ映像を大スクリーンで観ても大丈夫!な人にはおススメの作品。
菅田将暉くん主演の映画は今年二本目、ドラマ「コントがはじまる」も面白かったし、ホント、才能にも出演作品にも恵まれている。
ストーリーもキャスティングも十分な力があり、事件は幕を閉じてもまだ危機は完全に過ぎ去っていない不穏さも、余白も残してあるので、続編とかスピンオフ作品も作れそう。
映画作品で監督よりも脚本家の名がクローズアップされるのは、この方が某有名サスペンス漫画のストーリー制作に携わっていたから。主人公の漫画家と、猟奇殺人鬼がベッタリと対決するサイコサスペンス。とてもTVで放送できそうにない残酷血みどろ映像を大スクリーンで観ても大丈夫!な人にはおススメの作品。
菅田将暉くん主演の映画は今年二本目、ドラマ「コントがはじまる」も面白かったし、ホント、才能にも出演作品にも恵まれている。
ストーリーもキャスティングも十分な力があり、事件は幕を閉じてもまだ危機は完全に過ぎ去っていない不穏さも、余白も残してあるので、続編とかスピンオフ作品も作れそう。
「岸辺の旅」 ― 2021/02/13 22:39
2015年、日仏合作ってあるけど、役者も撮影も日本人。ヴェネチアで賞取った黒沢清監督作品がNHKで放送されていました。
三年前に行方不明になった夫が死者となって戻って来た。夫婦の物語だけど、それ以前の二人がどんな生活をしていたのかは描かれない。深津絵里演じる妻はピアノ教師、浅野忠信演じる夫は歯科医師だったけど、死者になってからは新聞配達したり、ギョーザ作ったり、物理現象を哲学的に講義する先生をやっていたり、なんだかつかみどころのないキャラクター。
死んだ夫と旅に出る。銀河鉄道みたいなキラキラしたものではなく、普通にJRとか路線バスに乗って。優雅なバカンスとかでもなくて、奥さん行く先々でご飯作ったり、割と楽しげに労働している。
しかし、ふたりが訪ねて行くのは死者と死者に関わる人々。のどかでまったりした日々に、異界の怪しさが隣り合わせ。
ただ、最も妖しかったのは、蒼井優の怪演!可愛くて恐ろしい、深津絵里と対面(対決)するワンシーンしか登場しないけど、オカルトでもなんでもない普通の場面なんだけど、ナマの女の怖さ炸裂!黒沢監督が「スパイの妻」でヒロインにキャスティングしたのも納得の凄まじい芝居でした。
蒼井優の出演作品他のも観たくなる。原作小説も読んでみたい。
三年前に行方不明になった夫が死者となって戻って来た。夫婦の物語だけど、それ以前の二人がどんな生活をしていたのかは描かれない。深津絵里演じる妻はピアノ教師、浅野忠信演じる夫は歯科医師だったけど、死者になってからは新聞配達したり、ギョーザ作ったり、物理現象を哲学的に講義する先生をやっていたり、なんだかつかみどころのないキャラクター。
死んだ夫と旅に出る。銀河鉄道みたいなキラキラしたものではなく、普通にJRとか路線バスに乗って。優雅なバカンスとかでもなくて、奥さん行く先々でご飯作ったり、割と楽しげに労働している。
しかし、ふたりが訪ねて行くのは死者と死者に関わる人々。のどかでまったりした日々に、異界の怪しさが隣り合わせ。
ただ、最も妖しかったのは、蒼井優の怪演!可愛くて恐ろしい、深津絵里と対面(対決)するワンシーンしか登場しないけど、オカルトでもなんでもない普通の場面なんだけど、ナマの女の怖さ炸裂!黒沢監督が「スパイの妻」でヒロインにキャスティングしたのも納得の凄まじい芝居でした。
蒼井優の出演作品他のも観たくなる。原作小説も読んでみたい。
「声の罪」 ― 2020/11/16 23:19
しばらくは、海外ロケも難しいんだろうなあ。これは撮影が昨年だったからセーフ。ドローン空撮万歳で、イギリス・ヨークの町の風景が美しい。ヨークでも、京都ロケ、大阪ロケでも、川や橋の映像が印象深い。時の流れとか、過去と現在を繋ぐとか、そういう意味かな。見慣れた風景の数々ある中、しかし道頓堀の例の有名な看板は、架空のお菓子会社の社名に。
戦後最大の未解決事件をモチーフにした物語。「キツネ目の男」が似顔絵そっくり(メイクの力?)だけど、犯人グループの中でこの人が一番不気味で怖いぞ。
原作小説の著者・塩田武士氏は元新聞記者、出身大学が自分と同じやん、キャンパスのどっかですれ違ってたかもしれへん。
でも、映画館まで観に行ったのは、野木亜紀子脚本だったから。オリジナルドラマの
「MIU404」も面白かった。この映画も、事件を追う、バディもの要素がある。
主人公の一人、新聞記者は小栗旬。さすがに存在感のある役者さんで、英語のセリフもがんばっていた(ハリウッド進出俳優!)。
もう一人の星野源は、子供の頃に知らぬ間に事件に関わってしまった人物。強すぎず弱すぎず、しかし地に足付けて真面目に生きている、そういう好人物がぴったりだなあ。生粋の京都人からは言語指導が厳しく飛んでくるかもしれない。
関係者から話を聞いて行くうちに次々と新たな可能性が浮かび上がってくる。けっこう核心的な事実を掴んでいた方々は、もっと早くに捜査機関に情報提供すれば良かったんじゃないか、と思わないでもなかったけど、ヤクザ怖いとか犯罪に関わりたくないとか、そういうことなのかな。
大勢の登場人物たちの様々な要素がぎっしり詰め込まれている作品。作中では事件の真相は解明されますが、現実では……今でも、この社会の中で犯人や脅迫テープの声の主が生活していて、どこかですれ違っていることもあるのかもしれません。
戦後最大の未解決事件をモチーフにした物語。「キツネ目の男」が似顔絵そっくり(メイクの力?)だけど、犯人グループの中でこの人が一番不気味で怖いぞ。
原作小説の著者・塩田武士氏は元新聞記者、出身大学が自分と同じやん、キャンパスのどっかですれ違ってたかもしれへん。
でも、映画館まで観に行ったのは、野木亜紀子脚本だったから。オリジナルドラマの
「MIU404」も面白かった。この映画も、事件を追う、バディもの要素がある。
主人公の一人、新聞記者は小栗旬。さすがに存在感のある役者さんで、英語のセリフもがんばっていた(ハリウッド進出俳優!)。
もう一人の星野源は、子供の頃に知らぬ間に事件に関わってしまった人物。強すぎず弱すぎず、しかし地に足付けて真面目に生きている、そういう好人物がぴったりだなあ。生粋の京都人からは言語指導が厳しく飛んでくるかもしれない。
関係者から話を聞いて行くうちに次々と新たな可能性が浮かび上がってくる。けっこう核心的な事実を掴んでいた方々は、もっと早くに捜査機関に情報提供すれば良かったんじゃないか、と思わないでもなかったけど、ヤクザ怖いとか犯罪に関わりたくないとか、そういうことなのかな。
大勢の登場人物たちの様々な要素がぎっしり詰め込まれている作品。作中では事件の真相は解明されますが、現実では……今でも、この社会の中で犯人や脅迫テープの声の主が生活していて、どこかですれ違っていることもあるのかもしれません。
「鬼滅の刃 無限列車編」 ― 2020/10/25 22:30
いろんな意味でなんか、もの凄いコンテンツになってしまっている。
原作未読。でも昨年のTVシリーズが格好良かったので劇場版も楽しみにしていました。
今回は敵が催眠術/精神攻撃系だったので、キャラクター掘り下げる意味では面白いけどアクションは比較的大人しめかな。
と、思ったら。本番はその後からやってきたのでした。ポスターに騙された感じ。主人公は市松模様の少年じゃなくて、炎の人でした。序盤でもりもり駅弁食べまくっていた人が、こんなにも感動を呼ぶなんて思いませんでした。
この作品は、各要素はどこかで見たこと聞いたことあるよな感じでうんと斬新ってわけじゃないのに、それをここまで盛り上げることができるんだなあ。
炎の兄貴大プッシュのエンドロールのあと、劇場で配布している読み切り漫画「煉獄零巻」を読むと、また胸にぐっとくるのでした。
原作未読。でも昨年のTVシリーズが格好良かったので劇場版も楽しみにしていました。
今回は敵が催眠術/精神攻撃系だったので、キャラクター掘り下げる意味では面白いけどアクションは比較的大人しめかな。
と、思ったら。本番はその後からやってきたのでした。ポスターに騙された感じ。主人公は市松模様の少年じゃなくて、炎の人でした。序盤でもりもり駅弁食べまくっていた人が、こんなにも感動を呼ぶなんて思いませんでした。
この作品は、各要素はどこかで見たこと聞いたことあるよな感じでうんと斬新ってわけじゃないのに、それをここまで盛り上げることができるんだなあ。
炎の兄貴大プッシュのエンドロールのあと、劇場で配布している読み切り漫画「煉獄零巻」を読むと、また胸にぐっとくるのでした。
「事故物件 怖い間取り」 ― 2020/09/06 23:18
芸人が事故物件のお部屋に住むというTV企画は、実際に放送されていたそうです。間取りそのものは怖くも何にもない普通の物件なので、変なサブタイトル。ホラーよりもネタ映画として観るべきだったか。大阪感はたっぷりあります。
次々移り住むお部屋に現れる怪異も、あんまり怖くなくて、事故物件の悪魔(?)との対決はむしろ、笑う。
怖いっていうより、気持ち悪かったのが、物件にまつわる過去の悲劇。そのイメージ映像の方が狂気に満ちていて、悪霊なんてリアル人間の邪悪さの残滓に過ぎないように思いました。
次々移り住むお部屋に現れる怪異も、あんまり怖くなくて、事故物件の悪魔(?)との対決はむしろ、笑う。
怖いっていうより、気持ち悪かったのが、物件にまつわる過去の悲劇。そのイメージ映像の方が狂気に満ちていて、悪霊なんてリアル人間の邪悪さの残滓に過ぎないように思いました。
「コンフィデンスマンPJ ロマンス編」 ― 2020/07/20 22:43
本編の内容以上に、冒頭の短いお悔み文の方が衝撃的で謎めいていた土曜プレミアム。
まだ若くてイケメンでお仕事も大きいのをこなしていってて。そんな状況でこんなことが起こるなんてねえ。
人気脚本家と豪華俳優陣によるコメディシリーズ、昨年の劇場版。TVドラマ版はポチポチ見ていたので、その時のゲスト(詐欺被害者)の方々がチラチラ出てくるのにちょっと笑ったり。
ゲストといえば、江口洋介の格好良いのに三枚目、な姿が拝める貴重な作品でもあります。
信用詐欺師三人組が中心となって大がかりな仕掛けを行う。大人数動員しすぎて情報漏れ必至じゃないか、とか利益がほとんどないんじゃないか、とかも思っちゃうけど。
……報道で、コロナ対策とか五輪費用とか見聞きしていると、彼らの言う金額が数百億でもあんまり大きく感じられないというオカシナ麻痺感覚もあります。
それでも、今週封切りの新作映画はきっとウケるだろうな、と思います。こういう辛気臭い世相だからこそ、ぱーっと明るく楽しい作品は必要だよね。
まだ若くてイケメンでお仕事も大きいのをこなしていってて。そんな状況でこんなことが起こるなんてねえ。
人気脚本家と豪華俳優陣によるコメディシリーズ、昨年の劇場版。TVドラマ版はポチポチ見ていたので、その時のゲスト(詐欺被害者)の方々がチラチラ出てくるのにちょっと笑ったり。
ゲストといえば、江口洋介の格好良いのに三枚目、な姿が拝める貴重な作品でもあります。
信用詐欺師三人組が中心となって大がかりな仕掛けを行う。大人数動員しすぎて情報漏れ必至じゃないか、とか利益がほとんどないんじゃないか、とかも思っちゃうけど。
……報道で、コロナ対策とか五輪費用とか見聞きしていると、彼らの言う金額が数百億でもあんまり大きく感じられないというオカシナ麻痺感覚もあります。
それでも、今週封切りの新作映画はきっとウケるだろうな、と思います。こういう辛気臭い世相だからこそ、ぱーっと明るく楽しい作品は必要だよね。
「君の膵臓をたべたい」 ― 2020/05/03 17:07
2018年の劇場アニメ作品。NHKで放送されていたので視聴したのですが。
原作読んだことは無いけど聞いたことはあるタイトルで、おそらく人気作家さんの作品なのでしょう。最近の若者はこういうのがウケるのか。
これは感動の物語に分類されるのでしょうが、正直まるで泣けない。ヒロインにとんと感情移入できないのです。可愛くていい娘でも、しょっちゅう死ぬ死ぬ繰り返されては重くってしょうがない。この、病気をタテにとって何でもやろうとする姿勢には好き嫌いが分かれそう。
しかし、男というのはこういう小悪魔に振り回され、それに付き合っていくのが楽しいということなのでしょうねえ。この男の、人間に興味ないとか言いながらヒロインに興味津々で色々聞き出すあたりはカワイイと思いました。
花火とか桜とか映える画面に、ふたりだけの世界。なのに、恋仲でもなく友情でもないという。互いへの憧れで結びつく、特殊な関係。
原作読んだことは無いけど聞いたことはあるタイトルで、おそらく人気作家さんの作品なのでしょう。最近の若者はこういうのがウケるのか。
これは感動の物語に分類されるのでしょうが、正直まるで泣けない。ヒロインにとんと感情移入できないのです。可愛くていい娘でも、しょっちゅう死ぬ死ぬ繰り返されては重くってしょうがない。この、病気をタテにとって何でもやろうとする姿勢には好き嫌いが分かれそう。
しかし、男というのはこういう小悪魔に振り回され、それに付き合っていくのが楽しいということなのでしょうねえ。この男の、人間に興味ないとか言いながらヒロインに興味津々で色々聞き出すあたりはカワイイと思いました。
花火とか桜とか映える画面に、ふたりだけの世界。なのに、恋仲でもなく友情でもないという。互いへの憧れで結びつく、特殊な関係。
最近のコメント