大阪文化再発見講座 文楽の魅力2011/01/30 22:31

 原付で行けない距離じゃなかったのですが、あまりにも寒かったのでJRに乗車。
 そこでJR西日本に提案なんですが、府内でも雪国みたいに手動で開け閉めしましょうよ、その方がエコですよ。
 特急列車の通過待ちの度に、ドアは全開のままで車内冷蔵庫状態。さむっ。

 和泉市の弥生文化博物館に行ってきました。
前々から気になっていた所。ここ数年イベントに力を入れていて、ミュージアムコンサートは年間二十数回もやっている。二月最終日曜日の室内アンサンブルで通算200回目だとか。
 現在は常設展の他に特別展として四国の発掘物展示がありました。古代の土人形とか、けっこう面白いものです。ミュージアムショップには土偶キューピーとか勾玉とか金印グッズとか。
 他に、なぜか乾漆器作品が展示されていて、技法や作品の説明会もあったのですが、大勢がザワザワと行き来している所なのにマイクを用意するの遅いし、もうすこし融通利かせて待ってくれればいいのに説明の途中で整理番号の呼び出し始めちゃうし。

 私の受け取った整理番号は39。170席用意されていたようですが、立ち見も出ました。
 今回のお目当ての、文楽講座です。こないだ観た「最後の忠臣蔵」でも挿入されていた、世界無形文化遺産です。
 太夫(語る人)、三味線(結構音が響く。猫皮と犬皮は中国産だそうです)、そして
人形の説明。仕掛けを操ると目やら眉やら口やらがピコピコ動く。三人で操るのですが、足役から始まって、一流になるには何十年もかかるという。
人形遣いに限らず、五十代後半でも「若手」なのが文楽業界。
 ミニ公演は「艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)」酒屋の段。亭主の浮気を嘆く若妻。人形は生きているようで、太夫は男性なのに女性が泣いているようにしか聞こえません。
 とても面白かったです。