「火天の城」2010/12/13 00:03

 今年はなんかお侍さん時代劇映画が多いですが。
 以下は、昨年の秋に観たやつの感想。




問い:法隆寺を建てたのは誰でしょう?
答え:大工さん
というジョークが小学生の頃にあったような。
 そんな、歴史の教科書には出てこない、大工さん達のお話。
 西田敏行演じる棟梁がなんかすごく真っ直ぐで、その熱意にみんなが突き動かされる。五層の天守を頂く安土城を建てるため、職人たちは棟梁を信じ、自分の仕事に誇りを持って熱くお仕事していくのですが。 
 不吉の影が忍び寄る。安土の山の主である大岩を、無理に動かしてしまい、惨劇が起こり・・・・・
 城作りに懸ける全ての職人達の気骨を「神の手」と呼び、数々の犠牲を払いながらも史上最大の安土城を完成させた。でもまあ、バベルの塔は崩壊する運命にあるもので。
この映画の皮肉なのは、オープニングからこのお城が、たった三年でなくなってしまうことを告げている事。そういう史実を突きつけた上で、千年先まで残るような城を作ろう、と棟梁に言わせるのです。
 微妙に流れが悪い気もする映画ですが、椎名桔平演じる織田信長がとってもかっこよろしかったのでもう、それだけでけっこう満足。

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