「ふたりの距離の概算」 ― 2014/04/13 09:31
平成22年刊の本書の前に、同シリーズが四冊あるのですが、そちらは未読。TVアニメシリーズで観たからまあいいか、と。
普通はそんな中途半端な読み方はしないのですが、「省エネめんどくさがり高校生が校内マラソン大会走らされる」というシチュエーションがとっても面白かったもので、図書館で借りちゃいました。
走りながら、推理していくお話。学園ミステリに分類されるのかもしれませんが、血なまぐさいモノではなく、学園生活の中での「何で?」を突き詰めていくモノで、ジュブナイル小説という方がしっくりきます。
後ろめたいことがあると疑心暗鬼になって色々誤解を生んでしまうね、というオチなのですが、ちょっと強引な気もします。
しかし、久しぶりに、スゴク面白いライトノベルを読んだ感じです。
主人公による一人称が、淡々として理路整然。である一方で、同じ部活の女の子に対して微妙にモジモジと、距離感をはかろうとするあたりが微笑ましい。
お友達との会話も、セリフの端々からそれぞれの個性がうかがえて楽しいです。
すいすいと読めて、後味すっきり。
何年か前に大学時代の友人M君が、筆者の米澤穂信さんによる別シリーズ作品をえらく推していたのを思い出しました。機会が有ったらそっちも読んでみようか。
普通はそんな中途半端な読み方はしないのですが、「省エネめんどくさがり高校生が校内マラソン大会走らされる」というシチュエーションがとっても面白かったもので、図書館で借りちゃいました。
走りながら、推理していくお話。学園ミステリに分類されるのかもしれませんが、血なまぐさいモノではなく、学園生活の中での「何で?」を突き詰めていくモノで、ジュブナイル小説という方がしっくりきます。
後ろめたいことがあると疑心暗鬼になって色々誤解を生んでしまうね、というオチなのですが、ちょっと強引な気もします。
しかし、久しぶりに、スゴク面白いライトノベルを読んだ感じです。
主人公による一人称が、淡々として理路整然。である一方で、同じ部活の女の子に対して微妙にモジモジと、距離感をはかろうとするあたりが微笑ましい。
お友達との会話も、セリフの端々からそれぞれの個性がうかがえて楽しいです。
すいすいと読めて、後味すっきり。
何年か前に大学時代の友人M君が、筆者の米澤穂信さんによる別シリーズ作品をえらく推していたのを思い出しました。機会が有ったらそっちも読んでみようか。
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