「金の瞳と鉄の剣」2014/01/29 01:11

 冒険小説ばかり三冊、図書館から借りてきて。


 絶賛放送中の仮面ライダー、いろんな意味でギャグ、不自然な点も多いのに、巧みなストーリー展開でいつの間にか面白くなってきてしまっちゃうのが、凄い。
 というわけで、今やすっかりメジャーな虚淵玄。
 いかにも、なタイトルと高河ゆんイラストに少々躊躇いを覚えたのですが、やっぱり「旬」な作家さんなので。
 内容はタイトルの通り「いかにも普通なファンタジー」で、あっと驚く意外な展開もハードなシリアスさもありません。
傭兵と魔法使いのコンビを描く短編連作が五本、最後に収められた描き下ろしが一番おもしろかったです。二人の出会いを描いてあるので、これをプロローグに持ってきた方が後のお話も感情移入しやすかったんじゃあないかと思うのですが。
二人のやり取りを通して「人間としてまっとうな良い生き方とは何なのか」、を考察するのが主眼の物語なのだと思いました。

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