「紅の豚」2010/07/19 00:19

 今朝の「題名のない音楽会」で加藤登紀子が歌っていたのですが。
 この映画で一番格好いいのは、彼女の演じる酒場のマダムと、彼女の歌うエンディング「時には昔の話を」だと思います。そして男たちよりも、女たちのほうがなんか元気で強い。
 以前、金曜ロードショーでやっていたので、久しぶりに見返した「紅の豚」ですが、改めて観るとホント、コメディー色の強い映画だなあと思います。最初に誘拐された女学生たちのお茶面なこと。がんばって飛行艇を修理して、飛行艇乗りの誇りがどうとか言っていたのに、決闘の締めはボコボコの殴り合いっていうのには唖然としました。
 物語の背景は、ファシズムやら戦争やら恐慌やらで暗い感じなのですが、登場人物はみんなそれぞれに味のある、逞しくていい人ばっかりです。そこが面白い。
 だからラストは、人間もまだまだ捨てたもんじゃないと、豚が人間にもどったのだと、そう解釈したいです。

 この夏のジブリ映画はどうしようかなあ、観に行こうかなあ。

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