「宇宙戦争」2011/01/26 00:16

 映画では、とってつけたような米軍の活躍シーンがありましたが。
 その昔、子供向けSF小説で、この話のラストを読んだ時には、「細菌ってスゲエ!」と感嘆したものです。

 こないだ土曜プレミアムでやってた映画。
 これは、ちゃんと映画館で観た方が断然面白かったでしょうね。映像が迫力ありました。その巨大さは怪獣映画のようで、その不気味さは怪奇映画のようで。
 宇宙人の乗る巨大兵器の登場で、何人かがカメラのレンズを向けていましたが、これが日本だったら何人か、どころかほとんど全員がケータイカメラ向けてまるっきりギャグみたいな画面になっただろうな、なんて思ったり。
 巨大兵器は恐ろしい感じでしたが、中に乗ってた宇宙人は可愛らしいデザインに思えました。なんか、目が澄んでいて。
 映像的にも優れていましたが、主演のトムも、異常事態にテンパリまくった父親役を好演していました。すごく格好いいヒーローではなくて、どちらかと言えば子供たちからもナメられてる駄目オヤジなんですが、強大すぎる危機に見舞われて不安でいっぱいになりながらもなんとか子供たちを護ろうと、頑張ります。
 彼の二人の子供たちも良かったです。血気にはやる長男に、おびえてパニックになる妹。
 昨年観た「ザ・ロード」も危機的状況における父と子の逃避行でしたが、そっちはその状況が10年続いていて、パニックなんかとっくに通り越して絶望的すぎるウツ映画でした。
 それに比べれば、川からどんぶら流れてくる大量死体とか恐慌状態の民衆とか血塗られた赤い風景とか悲惨なシーンもありましたが、ちゃんと安心して楽しく鑑賞できました。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mimikaki.asablo.jp/blog/2011/01/26/5649604/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。