101回高校野球選手権大会、決勝戦、栄冠は2019/08/23 00:07

平日なのに甲子園はお客さんいっぱいでヒマ人多いもんです……私も半休取って自宅TV観戦なんだけどさ。
それだけの価値のある、好ゲームでした。
夏の決勝はエースの疲労でボロボロの試合になることもしばしば。でも、複数投手制と、決勝戦前日に休養日を入れたのと、あとこう言っちゃなんだけど準々決勝と準決勝で割と点差がつくゲームになってあんまり疲れなかったのが良かったか。

履正社初優勝おめでとうございます。しかも、センバツで完敗したチーム相手に競り勝っての栄冠。二年連続で深紅の優勝旗大阪入りは嬉しい半面、ここ数年夏優勝は大阪か関東かどっちかっていう偏りは微妙な気もするのでした。
星陵は準優勝であまりおめでたくないでしょうが、注目エース奥川はずっとマウンドで笑顔、試合を楽しんでいるのに好感がもてました。
しかし、毎回のように走者を背負って三者凡退が取れない奥川投手、プレッシャーをかけ続けられて、疲労しないわけはない。八回に勝ち越し2点奪われたのは、そんな積み重ねによるのではないでしょうか。
試合序盤は、履正社がまずいパターンにハマったんじゃないかとヒヤリでした。一回一死三塁の好機に強行で無得点、逆に二回裏星陵に先制点取られてしまう。センバツの完敗が脳裏をよぎる。
しかし、四番井上の逆転3ランで、空気が変わる。外角高め変化球を、力いっぱい打ち返すって感じじゃなくて、なんか美しいバッティングフォーム。……でも井上君、走者がいる場面で3三振なので、四番打者としてはほぼ奥川に負けてる(本塁打の失投以外は)のだよなあ。
そうやって奥川が打たれながらも粘っている中で、七回裏、履正社先発清水を捉えて3-3の同点、試合は大盛り上がり、目が離せない展開。
そんな緊迫感の中で、八回表の履正社主将・野口の勝ち越しタイムリーが出るのだから。
奥川投手は九回表履正社クリンナップを三者凡退に抑え、その裏の攻撃も粘ったのだけど……北陸勢初優勝はまたも、おあずけ。
二桁安打で3点しか取れなかったのは、走塁死が痛かった。元々積極的に走るチームカラーなのでしょうから、履正社守備陣を褒めるべきでしょう。打力イメージの強いチームですが、今日も無失策。5-3で、初の栄冠。

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