「犬鳴村」2020/03/22 15:53

暖かい春のお彼岸に。
呪われた血脈のホラー。

ヒット作なだけあって、怖い。
ジャパニーズ・ホラーはあんまり観ないけど、原作小説有りのカドカワホラーよりも、東映ホラーの方が映像的な怖いイメージで畳み掛けてくるように思う。映画オリジナル脚本の強みかな。時空の歪みとか、整合性があるような無いような、関係性意味不明なところもあるんだけど、迫力とか勢いとか舞台装置の不気味さとかでぐいぐい持って行ってしまう。
清水崇監督作品はこれが初めてですが、有名な呪怨シリーズも気になってくる。
劇中のわらべ歌はこの監督による作詞だそうで、パンフレットできちんと読むと、ものすごく暗くて残酷で。
蓋をして、封じてしまえば、返って怖いものなのだ。
差別と迫害の歴史。