「GOOD BYE,LENIN!」 ― 2010/10/11 16:45
2003年のドイツ映画。過去に見逃した映画を深夜TVでやっているのに気が付くと嬉しくなります。録画できるって素晴らしい。
東ドイツの宇宙飛行士がソビエトの船に乗って地球を見下ろした70年代。妻子を残して西へ行ってしまった夫にショックを受け、妻は色々見失ってしまい、社会主義へ情熱を注ぐことで立ち直った。
しかし1989年、デモに参加した息子が逮捕されるところを目撃し、彼女は心臓発作を起こして植物状態になってしまう。彼女は10ヵ月後に目覚めたのだが、その間に社会は激変してしまった。母親に再びショックを与えてはならない。息子のアレックスたちは、東ドイツの社会主義が未だに続いているように見せかけるべく、奮闘する。
そして、母親の最後の願いを叶えるために、アレックスは元宇宙飛行士の運転するタクシーに乗って、「西」へと向かった。
ホームドラマだと思っていたんですよね。冒頭はまるっきりホームビデオでした。でもけっこう記録映像的な部分も多くて。89年から90年にかけての大きな変化。ベルリンの壁の崩壊、東の物は駆逐され、ワールドカップを機に衛星TVが普及して、さらにサッカーは東西の溝を埋める役割も果たした。
しかし、アレックスが西で初めて出合ったカルチャーショックが、エロビデオなんですか?男の子ってそんなもん?
当時、私はまだ子供だったのでそうした事件がどういうことなのかよく分かっていませんでしたが、社会がまるっきり変わってしまうことだったんですね。日本で言えば明治維新くらいの大変化なのかなあ。
それをなかったことにしようとする息子たちが、可笑しいやら感動的やら。アレックスの友人が「映画を作りたい」という人だったおかげで、お母さんにバレそうになるたびに素晴らしいウソニュースを撮影してビデオを流すんです。コーラは東の発明、とか。
それは、お母さんが夢見た理想の社会主義国家。
それと同時に、アレックス自身の郷愁でもあるのです。子供のころからそれが当たり前だった世界を、簡単に忘れられやしませんよ。
終盤はお母さんも分かっている感じなのですが、何も言わないまま、東ドイツと共に消えていったのでした。
東ドイツの宇宙飛行士がソビエトの船に乗って地球を見下ろした70年代。妻子を残して西へ行ってしまった夫にショックを受け、妻は色々見失ってしまい、社会主義へ情熱を注ぐことで立ち直った。
しかし1989年、デモに参加した息子が逮捕されるところを目撃し、彼女は心臓発作を起こして植物状態になってしまう。彼女は10ヵ月後に目覚めたのだが、その間に社会は激変してしまった。母親に再びショックを与えてはならない。息子のアレックスたちは、東ドイツの社会主義が未だに続いているように見せかけるべく、奮闘する。
そして、母親の最後の願いを叶えるために、アレックスは元宇宙飛行士の運転するタクシーに乗って、「西」へと向かった。
ホームドラマだと思っていたんですよね。冒頭はまるっきりホームビデオでした。でもけっこう記録映像的な部分も多くて。89年から90年にかけての大きな変化。ベルリンの壁の崩壊、東の物は駆逐され、ワールドカップを機に衛星TVが普及して、さらにサッカーは東西の溝を埋める役割も果たした。
しかし、アレックスが西で初めて出合ったカルチャーショックが、エロビデオなんですか?男の子ってそんなもん?
当時、私はまだ子供だったのでそうした事件がどういうことなのかよく分かっていませんでしたが、社会がまるっきり変わってしまうことだったんですね。日本で言えば明治維新くらいの大変化なのかなあ。
それをなかったことにしようとする息子たちが、可笑しいやら感動的やら。アレックスの友人が「映画を作りたい」という人だったおかげで、お母さんにバレそうになるたびに素晴らしいウソニュースを撮影してビデオを流すんです。コーラは東の発明、とか。
それは、お母さんが夢見た理想の社会主義国家。
それと同時に、アレックス自身の郷愁でもあるのです。子供のころからそれが当たり前だった世界を、簡単に忘れられやしませんよ。
終盤はお母さんも分かっている感じなのですが、何も言わないまま、東ドイツと共に消えていったのでした。
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