第93回全国高校野球選手権大会、十日目、なんやねんこれ!2011/08/15 18:25

 今日も甲子園は満員通知が出たそうで、でも昔みたいに通路まで立ち見の人がぎっしりって状況にはしないんですね。
 正午、4万7千人が、黙祷。

東洋大姫路11-1新湊
 七回までは、2-1のスコアの緊張感ある投手戦だったのですが、八回表に、東洋大姫路の打線爆発、一挙9得点で試合を決めました。
 新湊の袴谷投手も良く投げたし、東洋大姫路の原投手に甲子園初失点をつけるバッテッィングも見せてくれたんですが、八回は疲れちゃったのかなあ。

光星学院6-5徳島商
 緒戦を圧倒的猛打で勝利した光星学院ですが、某有名掲示板で「先発メンバー全員青森県外出身者」と書き込まれているのを見て、ちょっとガックリきてしまう。
 おそらく全員地元出身者であろう徳島商ですが、龍田投手がなかなか苦しげな表情を見せていて、「これはいつ光星打線に打ち込まれてズルズル大差がついてもおかしくない」とヒヤヒヤしてたのですが、いい意味で予想を裏切ってくれました。
 序盤は点の取り合い、光星が先制して徳商が逆転して光星が再逆転して突き放したかと思ったら、(失策がらみで)徳商が追いすがる!
 試合は一点差のままで投手戦になり、光星も追加点を取れそうで取れず(ほんとに徳商よく粘った)、しかし徳商も、点を取ることができず光星が逃げ切りました。

関西7-1明豊
 なんかもう、わけ分からん試合。
 前半五回までは、普通に明豊が悪すぎました。明豊投手陣はみんな四死球多くって(一番マトモだったのが、八回に急造投手としてマウンドに立った主将の投球でした)、初回にいきなり、押し出しで2失点、犠牲フライで2失点。この試合計7失点のうちタイムリー打たれてるのは2点だけです。
 明豊は攻撃もちぐはぐでした。5回無死満塁で何故か一点も取れない。
 それでも、六回以降は、それなりに形は作っていったのです。1点返したし、ピンチをトリプルプレーで凌ぐという滅多に見られないもんも出ましたし。
 なのに、何故か、七八九回と、三度も満塁のチャンスを作りながら、得点できない!
 なんというか、明豊の拙攻もアレですが、ヒットを打たれてもここ一番で凄くいい球投げて打者を三振にきってとった、関西の水原投手の気合ですねえ。それで、明豊の後半巻き返しを阻まれてしまった。

智弁学園9-4横浜
 驚きのデータ。奈良県勢は、甲子園の対決で神奈川県勢に対し勝率0割なんだそうです。今日、この日までは。
 二年生主体の横浜高校なんですが、走者を確実に送ってタイムリーで加点していく、高校野球のお手本のような攻撃。(先ほどまでの、明豊の拙攻と比べて…)
 智弁学園は前評判では打力が売りだったのですが、緒戦は投手戦でしたし、この試合も横浜先発柳に四回までパーフェクトに抑えられてしまう。
 智弁の青山投手も後半立ち直って横浜打線を0に抑え、六回には自らのバットで1点返したのですが。でも横浜の柳投手が良すぎるもんで、このまま逃げ切れるだろうと思っていたんですが…
 ドラマは九回表に起こりました。横浜は無死一塁でそれまで好投していた柳をあっさり交代させ……あれよあれよと言う間にこの回8得点!9-4と大逆転してしまう!
 八回まで好投していた柳がホンマかわいそうなんですが。野球って……
 しかし、ここにきてとうとう、持ち前の打撃力を目覚めさせた智弁の皆さんに、拍手です。

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