第83回センバツ、四日目―表情2011/03/26 16:30

第一試合
 天気のいい土曜日で、満員のアルプス席には、島の形の人文字(人絵?)。島から甲子園へ、21世紀枠の佐渡高校。
 今年の21世紀枠は、三校とも近畿の強豪と一回戦に当たってますね。前半は2―1でくらいついていたのですが、智弁和歌山は後半が強いです。8-1で、高嶋監督通産60勝。

第二試合
 創部六年目、新しいチームって感じがぷんぷんするユニフォームロゴ、広島の総合技術。
 履正社は、二安打完封の渡辺投手や堅いバックは、ホントにお家芸健在でしたが、守り合いと言うより貧打戦って感じが否めない試合でした。あんまり打てないんで、初回に無安打でもらった2得点だけで終るのかと心配していましたが、八回にようやく連打が出て、四番打者がタイムリー打ってくれて、どうにかカッコウつけて4-0で勝利。

第三試合
 TV観戦のいいところは、選手の表情をアップで映してくれるところ。
 国学院久我山の二年生エースは、初回から、冴えない顔していました。ポーカーフェイスとかじゃなくて、「昨夜は眠れましたか?」って思うくらい平常心を欠いていた。
 でも、「この投手は立ち直る」と思いました。ベンチが明るい。不調の川口投手を笑顔で迎え、背中のエースナンバーを叩く仲間達。……ツボです。
 1-7の6点差から、三回には4―7の3点差まで追いついて。
 川口投手の表情に、ゆとりが生じました。七回には、自ら2点差に詰め寄るタイムリーを放ち、そして8回表、泉宮主将の一打で、7―7の同点、試合は振り出しに。
 しかし、野球は怖いです。
 九回裏二死三塁、川口のワイルドピッチでサヨナラ負け!
 二年の春で、あんなに泣いてる投手ってあんまり見かけません。でも、彼らにとってとてもいいベンキョウになったんじゃないでしょうか。
 ……履正社、ぬるい試合やってる場合じゃないよ。こんなドラマチックな試合を制した九州学院が、次の二回戦の相手だ!