第83回センバツ、七日目―好投手2011/03/29 21:31

 ブログに記された被災地ナースの手記。これが、プロのライターさんの被災地レポートなんかよりずっと、真に迫ります。 http://blog.goo.ne.jp/flower-wing
 自衛隊、消防団、医療スタッフ、その他にも、戦場のような被災地で働いていらっしゃる方には、本当に頭が下がります。
 たとえば、かつて9.11後の米国では、救助に当たった警官やら消防士やらをスポーツの試合に招待し、試合前やハーフタイムに彼らを紹介し、みんなして拍手喝采したんだとか。
 スポーツに限らず、でかいイベントでできることは、募金だけじゃないよ。


第一試合
 初出場公立校対決。悪いなりに頑張った、みたいなことを試合後に監督さんはおっしゃっていましたが、加古川北の軟投派・井上投手は被安打5、四死球2で二試合連続の完封勝利。どのへんが悪かったのだろう?
 そして、今回も4盗塁、積極的な走塁が光りました。
打つほうは、初回に相手失策も絡めて1点先制し、その後0が続いて八回にようやく追加点、2-0。しかし、波佐見の松田投手は、速球は威力あるけど変化球はストライクに入ってこなくて、そこを上手く見極めたらもっと楽だったんじゃないかなあ。

第二試合
 投手戦、無失策試合、シビレルような、内容の濃い好ゲーム。
 シンカーを決め球にぽんぽん放つ吉永投手と、一回戦でナイスガッツを見せてくれた鈴木捕手の、日大三高バッテリー。静清打線はしぶとくセンター返しで食らいつく。
 187センチの長身で、捕手の加藤主将のサインには決して首を振らない野村投手。その静清バッテリーを、日大三高の強力打線が襲い掛かる。
 吉永投手は、前評判は高かったのに一回戦では不調で、今日の試合も初回に自身の暴投も絡めてあっさり一点取られてしまって、どうなることかと思ったのですが、その後はちゃんといいピッチングしてくれました。
 そして四回に2点取って逆転し、八回にはダメ押しの1点、3―1で8強。
 静清の野村投手もよく投げてたんですが、四番打者としては仕事できなかった。八回にぐらついた投球したのも、バッティングの不調が影響したような気がする。
 日大三は、これで二試合続けて白熱したゲームを制したのですが。このチームを、加古川北の足攻は走り崩せるか!

第三試合
 光星学院の秋田投手に、三回までパーフェクトに抑えられていたとしても、智弁和歌山の打線の怖さは、後半から。四回裏に1点先制し、すぐに2点取られて逆転されても、やっぱり少しも危なげないというか。
 五回裏に同点に追いつき、八回に勝ち越して、結局は3―2で智弁和歌山の勝利。